活動・成果

T-GEx Alumni・飯島弘貴博士(ハーバード大学)の論文が「Journal of Physiology」に掲載されました

T-GEx Alumni・飯島弘貴博士(ハーバード大学医学部)がT-GExのサポートのもと、松井佑介博士(名古屋大学大学院医学系研究科)、Fabrisia AMBROSIO博士(ハーバード大学医学部)と行った国際共同研究の成果が「Journal of Physiology」に掲載され、名古屋大学とハーバード大学医学部でのジョイントプレスリリースを行いました。国内外で25件以上のニュース記事になるなど、世界に大きなインパクトを与えました。

【ポイント】
・加齢とともに骨格筋に蓄積する脂肪が生活の質を低下させることが知られている。
・筋力トレーニングで骨格筋内の脂肪が減ることは疫学調査で分かっていたが、その分子メカニズムは分かっていなかった。
・ネットワーク医学注1)による独自の解析により、筋力トレーニングによる骨格筋の脂肪減少効果に係る有力なシグナル経路注2)を特定した。
・筋力トレーニングの健康増進効果を再現する運動模倣薬への応用が期待される。

雑誌名: The Journal of Physiology特別号『Physiology of Ageing Skeletal Muscle and the Protective Effects of Exercise』
論文タイトル:Network-based systematic dissection of exercise-induced inhibition of myosteatosis in older individuals
著者: Hirotaka Iijima, PhD, PT, Fabrisia Ambrosio, PhD, MPT, Yusuke Matsui, PhD
DOI: 10.1113/JP285349
https://physoc.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1113/JP285349

<プレスリリース>
名古屋大学 
筋トレが秘める骨格筋の老化抑制効果 ~ネットワーク医学解析で分子メカニズムを俯瞰的に理解する~ 詳細はこちら(外部リンクへ)

Spaulding Rehabilitation, Harvard Medical School 
Exercise-Induced Pgc-1α Expression Inhibits Fat Accumulation in Aged Skeletal Muscles 詳細はこちら(外部リンクへ)

名古屋大学研究フロントライン 
リハビリ界初、筋トレ効果をネットワーク解析 詳細はこちら(外部リンクへ)

日本の研究.com  
筋トレが秘める骨格筋の老化抑制効果 ~ネットワーク医学解析で分子メカニズムを俯瞰的に理解する~ 詳細はこちら(外部リンクへ)

関連研究者