活動・成果

T-GExアソシエート・新谷正嶺博士(中部大学)の研究成果が「Biophysics and Physicobiology」に掲載されました

T-GExアソシエート・新谷正嶺博士(中部大学生命健康科学部)の研究成果が「Biophysics and Physicobiology」に掲載されました。

発表のポイント
●温めた心筋細胞を構成するサルコメア*1(筋肉の基本単位)がカルシウム濃度の変化により不安定な振動を示す現象「S4C」を新たに発見。
●心筋細胞の興奮収縮連関*2における収縮したサルコメアの弛緩過程でもS4Cを確認。
●S4Cは、心臓の拡張期における心室筋の迅速かつ柔軟な弛緩を支える重要な機能として、心疾患治療における新たな治療アプローチの開発に寄与する可能性がある

図1 サルコメアの構造イメージ

 

図2 心筋細胞内サルコメアの各種振動ダイナミクスの性質

 

 

Biophysics and Physicobiology
Observation of sarcomere chaos induced by changes in calcium concentration in cardiomyocytes 詳細はこちら(外部リンクへ)

プレスリリース
心筋細胞内サルコメアのカオス的振動はカルシウム変動が引き起こす ー「S4C」の特定とその生理学的重要性を解明ー 詳細はこちら(外部リンクへ)

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関連研究者