イベント

令和6年度 T-GEx国際シンポジウムを開催しました

2024年4月18日、名古屋大学T-GExプログラム主催、名古屋大学高等研究院協賛の国際シンポジウムが、6月6日(木)名古屋大学東山キャンパス理学南館で開催されました。山中副総長の開会挨拶のあと、3部構成で、特別講演2本、若手研究者とのディスカッション、異分野交流会が行われました。別講演講師のYi-Fang Tsay 博士、Roger Goodman博士と若手研究者のみなさま

 

 

 

 

 

 

 開催挨拶をされる山中宏二副総長

 

 


Yi-Fang Tsay蔡宜芳 博士(台湾中央研究院分子生物学研究所)による特別講演「My scientific journey with transceptor CHL1-The stories behind the science-」では、植物の窒素栄養の重要なtransceptorの同定・解析に注いだ忍耐と執念のお話で、先端研究は危険だけれどロマンチックだと語られました。

 


Roger Goodman博士(オックスフォード大学)による特別講演「Early Career Researchers and the University of Oxford」では、オックスフォード大学が2000年代に実施した大きな改革で研究力が飛躍的に向上したお話と、若い研究者が国際的に活躍するために心掛ける要点についてお話しいただきました。

 

若手研究者とのディスカッション(Discussion with ECR)では、T-GExフェローのMatthew Paul Su博士(名古屋大学高等研究院YLC教員)司会のもと、若手研究者が日頃、悩んでいる事について経験豊かな両先生にアドバイスいただき、大変有意義な時間となりました。具体的には、ポスト獲得などのキャリアアップや、論文の質と量のバランスなどで議論が盛り上がりました。

Networking(異分野交流会)では、T-GExフェロー平島一輝博士(岐阜大学高等研究院G-YLC教員)、T-GExアソシエート黒川裕介博士(名城大学助教)が立案から当日の司会までを務め、展示されたT-GEx若手研究者、YLC教員、創発研究者らの自己紹介シートを前に、名大、岐大、その他大学、企業の方達の活発な交流が行われ、後日ここから大学と企業の共同研究も生まれました。

国際シンポジウムは阿波賀高等研究院長の挨拶をもって盛会のうちに閉会しました。

 

(左)Discussion with ECRsのモデレーターを務めたT-GExフェローのMatthew Paul Su博士(名古屋大学高等研究院YLC教員)

(中央)Networkingのモデレーターを務めたT-GExフェロー平島一輝博士(岐阜大学高等研究院G-YLC教員)

(右)Networkingのモデレーターを務めたT-GExアソシエート黒川裕介博士(名城大学)