視覚科学
感性情報学
認知科学
田村 秀希
TAMURA Hideki
2022年度採用
豊橋技術科学大学
大学院工学研究科情報・知能工学系
助教
研究領域：ライフサイエンス
情報通信
専門分野
キーワード
質感認知
錯視
CNN
モビリティ
所属学協会
日本視覚学会
主な研究内容
私はヒトがどのように物体の質感や材質を知覚しているのか，という「質感認知」に興味があり，心理物理学的手法・画像解析・機械学習・瞳孔反応計測を組み合わせた研究を進めています．特にヒト視覚系が画像情報からどのような手がかりを用いて，速く正確に表面状態の推定や材質の識別をしているのか，という点に着目しています．ヒトの認知・行動特性からヒントを得た知見を利用し，より高速／高精度／低コストに質感を計測・表現できる技術への応用を目指しています．
また，最近は将来のスマートシティ時代に活躍する自律型モビリティ（≒ロボット）の研究開発にも興味があり，プロジェクトの一つとして取り組んでいます．昨今のコロナ禍において，ヒト同士の接触を避けるために，物流・飲食・警備の業態でモビリティの導入が加速しました．今後も屋内外問わず，私たちの身近なところでモビリティと関わる機会が増えてくると思います．そのような場合に，これまで以上に安心・安全・快適にヒトと関われるモビリティを，ヒトの認知・行動特性に着目するアプローチで達成することを目標にしています．
論文
Tamura, H., Prokott K. E., & Fleming, R. W. (2022). Distinguishing mirror from glass: A “big data” approach to material perception, Journal of Vision, 22(4): 4, 1-22, https://doi.org/10.1167/jov.22.4.4.
Tamura, H., Higashi, H., & Nakauchi, S. (2018). Dynamic Visual Cues for Differentiating Mirror and Glass, Scientific Reports, 8, 8403. https://doi.org/10.1038/s41598-018-26720-x
研究紹介
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