Events

幹事からメッセージ 令和7年リトリート合宿を開催しました

令和7年度 T-GExリトリート合宿を、2025年9月1日(月)〜2日(火)の2日間にわたり、JRゲートタワーカンファレンス(名古屋市中村区名駅)にて開催しました。合宿には、T-GExフェロー・アソシエート・企業アソシエート33名(1日目: 27名、2日目: 22名)が参加しました。
今回の合宿では、「世界的課題を解決する知の開拓者を育成する」というT-GExの理念を体現するために、参加者がそれぞれ有する専門性を融合し、新しい共同研究のシーズを創出することを目標としました。
リトリート合宿1日目は、「世界的課題に挑む新規共同研究の芽を生み出す」と題した企画を実施しました。まず、午前中に各参加者の研究を紹介するショートプレゼンテーションを行い、それぞれの専門性・知見・技術に関する情報共有を図りました。その後、午後からは6〜7名程度で構成されたグループに分かれ、それぞれで具体的な共同研究の計画立案に挑みました。専門分野が大きく異なるグループメンバーがそれぞれの知見を持ち寄り、大胆かつ自由な発想で新たな共同研究シーズの創出に取り組みました。特に、解決すべき「世界的課題」を設定し、なおかつ実現可能性を視野に入れた研究計画を立てることを目標としました。加えて、単なる異分野の寄せ集めに留まらず、チーム研究によって個々の研究の限界を突破する「シナジーの創出」も重視しました。各グループ内で議論を行った後、出来上がった研究計画を他のグループメンバーに対して発表し、さらに質疑応答を行うことで、全体として知見を共有し、議論を深めました。今後、本企画を起点として新たな共同研究計画が始動することを期待しております。
2日目午前は、「シーズ共同研究促進に向けた議論」と題し、T-GExシーズ共同研究に関する知見共有と、当該制度の今後の活用検討を行いました。シーズ共同研究は、T-GExフェローとアソシエート・企業アソシエートとの具体的な共同研究実施を支援する助成制度です。世界で活躍できる研究者戦略育成事業(文部科学省)の採択事業の中でも、実施機関である名古屋大学・岐阜大学(東海国立大学機構)に加え、他の国立大学・私立大学、さらには企業の若手研究者までもが一堂に会している点は、T-GEx独自の特色であり、シーズ共同研究はこの独自性を体現する助成制度です。シーズ共同研究の活用をさらに促進すべく、本企画ではこれまでにシーズ共同研究の実施経験を有する研究者による研究紹介を通じて、共同研究発足の経緯や実施中の様々な知見を他の参加者と共有する機会を設けました。
2日目午後は、「産学横断キャリア相談・情報交換会」という企画を実施しました。現在日本では、産業界における博士人材の活用が推進されています。前述の通り、産学双方の若手研究者が参画していることはT-GExの大きな特徴であり、この特色を活かしたキャリア相談・情報交換会を実施しました。また、参加者自身のキャリアプランに限らず、研究室運営や学生指導など、若手研究者が抱える様々な悩みを議論の対象としました。1日目午後と同様にグループに分かれて議論した後、最後にグループ代表者が全体に向けて成果を発表することで、参加者全員で知見を共有しました。
なお、本リトリート合宿の実施にあたっては、世界で活躍できる研究者戦略育成事業(文部科学省)の採択事業である世界的課題を解決する知の「開拓者」育成事業(T-GEx)にご支援いただきました。ここに改めて深く感謝申し上げます。

令和7年度T-GExリトリート合宿幹事
森田 尭(中部大学)
田中 良弥(名古屋大学)
由良 義充(名古屋大学)
山内 星子(中部大学)
小路 真史(東海光学株式会社)